音楽解析・採譜・耳コピ・楽譜化支援ソフト

Keep the Sound! とは

Keep the Sound!  は、音を鳴らしたまま一時停止・コマ送り/戻し再生機能のある、採譜・耳コピ・楽譜化支援に特化した音楽再生ソフトです。
この「音を鳴らしたまま一時停止ができる」機能を "KEEP(キープ)"と名づけ、Keepボタン KEEPボタン を創りました。

また音を鳴らしたままコマ送り・コマ戻し機能もあり、時間を少しずつ進めていくことができるので速い音の動きにも納得いく速度で解析することができます。
シェアウェア版では現在鳴っている音をリアルタイムで周波数特性をグラフで表示、五線譜上に音符で表示、和音のコード名/ベース音名を表示します。
さらにこの音符をmidiで同時演奏(モニター)する機能があります。
また音程を変えずにスロー再生する機能や、再生速度を変えずに音程を変化せせる機能など、採譜や耳コピをする上で必要と思われる機能を全て備えています。

操作はシンプルで、直感的にわかりやすいよう工夫しています。ショートカットキーを活用すればストレスなく音楽解析に集中できます。
これで絶対音感の無いあなたにでも、ヴァイオリンやピアノ、ギターなどいろいろな楽器が混成された音源でも採譜や耳コピで楽譜化ができるようになります。

※ "KEEP"機能は、一時停止した時点前後の極めて短時間(0.04秒〜0.2秒間)の音を切り出して、繰り返し(ループ)再生することによって実現しています。(特許登録済み)
Keep the Sound! の主な機能

Keep the Sound!  には、無料のフリーソフト版と、有料のシェアウェア版があります。
  • Keepボタン Keepボタン を押すことで、 その時点で音を鳴らしたまま一時停止することができます。
  • Keep中では、早送りボタン 早送りボタン 、 巻き戻しボタン 巻き戻しボタン は、 コマ送り、コマ戻しボタンとして機能します。
  • マウス操作によって音を鳴らしながら再生位置を自在に変更することができます。
  • 指定区間をリピート再生する機能があります。
  • パソコン上で鳴っている音を録音する機能があります。 音源が音楽CD や mp3, WMA など、どのような形式のフォーマットであっても、パソコン上で音さえ鳴っていれば、 この録音機能を使って本ソフトの再生に最適なデータ形式にして保存することができます(OSがwindowsXPの場合)。
  • ヴォーカルキャンセラー機能があります。(ステレオ録音の場合)
*** 以下は、有料のシェアーウェア版に追加されている機能です ***
  • 現在鳴っている音をリアルタイムで構成音の強度を鍵盤上にグラフ表示します。
  • 現在鳴っている音をリアルタイムで五線譜上に音符で表示します。
  •  
  • 現在鳴っている音をリアルタイムで和音コード名とベース音名を解析し表示します。
  • さらに五線譜上に表示された音符をmidi音によりリアルタイムに同時演奏することができます。
    これによって、コンピュータがどのように音を解析したかをモニターすることができます。
  • 音程を変えずに100倍までスロー再生する機能があります。
  • 演奏スピードを変えずに再生音のピッチを半音ずつ上下させる機能があります。
  • 鍵盤をクリックすると、その鍵盤に相当する音をmidi音で鳴らすことができます。
    これによって、実際に鳴っている音がどの音であるかを自分の耳で確認することができます。
    またmidi音を1Hz単位で調律できる機能があり、原音のピッチに合わせることができます。
  • 音入力機能により、マイクやラインからパソコンに入力された音についても鍵盤上および五線譜上に表示します。
    [スペース]ボタンを押すことにより、押した瞬間に鳴っていた音の周波数特性を知ることができます。
 
※ 本ソフトで読み込める音源はWAVE形式のファイルに限られます。
音楽CD や mp3, WMA などのWAVEファイル以外のものについては、WAVE形式のファイルに
変換する必要があります。
 
※ 本ソフトは独自のアルゴリズムで計算量を少なくしていますので、旧式のパソコンでもストレスなく操作できます。


Keep the Sound! の操作画面

【フリーソフト版】(図をクリックすると拡大表示します)
Keep the Sound! フリーウェア版 操作画面

【シェアーウェア版】(図をクリックすると拡大表示します)
Keep the Sound! シェアウェア版 操作画面

(中央部の詳細)(図をクリックすると拡大表示します)

Keep the Sound! 中央部 操作画面

(楽譜ボックスの詳細)

リアルタイムで解析した音を五線譜上に音符で表示し、この音符をもとに和音のコード名/ベース音名を解析して表示します。
( 黒色の音符は確度の高いもの、灰色の音符は確度が低いことを示します ) 本ソフトに添付の sample.wav を例題にして、楽譜ボックスの使い方、耳コピのやり方などをこちらで解説しています。
楽譜ボックス 操作画面
(図をクリックすると拡大表示します)
◎ 左の楽譜ボックスは、下の楽譜の最初の所の演奏を【KEEP】したときの状態です。

        Csardas楽譜

◎ 和音のコードは "D" 、ベース音も "D" と表示されています。
次の代表的なコード(ルート音が "C" の場合)
C, C5, C6, C7, Cm, Cm6, Cm7, Caug, Cdim,
および CM7, CmM7, Csus4, C7sus4
について、五線譜上に表示された音符をもとに最もあてはまるコードを表示します。

◎ 五線譜上に表示された音符を、midiでリアルタイムに同時演奏させることができます。
これによって、コンピュータがどのように解析したかを、モニターすることができます。

※ 表示する音符の数は15個まで設定できますが、
5〜8個程度が適当です。

Keep the Sound! のダウンロード

   Keep the Sound!  Keep the Sound! Free フリーソフト版    Keep the Sound!   Keep the Sound! シェアウェア版
Keep the Sound! のインストール・アンインストール
  • 本ソフトのインストール・アンインストール方法はこちらを参照してください。

    なお、本ソフトはレジストリを使用していませんので、インストールしたファイルを削除するだけでコンピュータから痕跡を残さず消去することができます。
    安心してインストールして試用してみてください。

よくある質問
作者と耳コピ

本ソフト作者の GpViolin (耳コピ暦50年)は絶対音感を持っていません。
耳コピをするときだけは、絶対音感の能力がほしいと思い本ソフトをつくりました。

以前に自動採譜ソフトの制作に挑戦したこともありましたが、コンピュータで音の物理現象を数値化して表示する手法では、解析に必要な音(採譜したい音)と不要な音(打楽器の音、倍音、経過音、雑音など)が入り乱れたものになってしまい、この雑多な音の中から取捨選択・補完していくという、およそ「音楽」とはかけ離れた手間のかかる作業が必要になり、これでは耳コピ支援にはならないと思い開発を断念した経緯があります。
やはり「音楽」を耳コピするには王道は無く、実際の音を聴きながら自分の耳で想像力を働かせて採譜していくことが必須であり、コンピュータからの情報を参考に「音楽」を作っていくことだと悟りました。

私は趣味でヴァイオリンを弾いています。是非演奏してみたいと思う魅力的な曲を発見した時、これを耳コピしてピアノなどとのアンサンブル用に編曲し演奏を楽しんでいます。 そしてなにより、耳コピで楽譜を完成した時点で既に曲のつくりが頭に入っており、練習しなくてもそれらしく演奏できるという苦労に見合ったメリットがあることを非常に感じています。

著作権および再配布・転載について
  • Keep the Sound! の著作権は、ソフトウェア作家である GpViolin が所有します。
  • 同梱の音源サンプルcsardas.wav の著作権は、演奏者である GpViolin が所有します。
  • 他ネットワークへの転載、CD−ROM等のメディアによる配布、書籍・雑誌への掲載の際は事前に作者に連絡してください。
作者の免責事項
  • 本ソフトを使用したこと、または使用できなかったこと、もしくは本ソフトの瑕疵によりユーザーが損害を被った場合やデータが失われたような場合でも、作者は一切の責任を負いませんのでご了承お願い致します。
  • バグなどの不具合の対応、バージョンアップなど積極的に行っていく所存ですが、あくまで個人レベルの対応となりますので、サポートに関する一切の義務を負わないこととしますので、この点もご了承お願い致します。
  • パソコンの機種や、OSのバージョンによっては、本ソフトがうまく働かないことも考えられます(最適OSはWindowsXPです)。
    特にシェアウェアでご購入の場合には、試用状態で充分にテストして動作確認した上で購入をお願いいたします。